Poppin’Party「八月のif」、音楽をやってみたくなった。

音楽録

最初はifっていうのを含む題名からしてなんだか気に入らなかったのを覚えている。私は「もしも」っていう考え方が余り好きじゃないのだ。まだ人として若い方だからそういうことを思わないだけというのもあるのだろうが。

この曲との出会いは「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」というリズムゲームの中でだった。この曲は難易度がさして高くなかったため何度も遊んだ覚えがある。曲自体も爽やかで私好みだったというのもあるだろう。ただ、このゲーム中では楽曲の一部しか聴くことができない。

一曲フルで聴いたのは最初にゲームで出会ってからかなり後のことだ。1年ぐらいは軽く経っているのではないかと思う。音楽の定額聴き放題サービスの試用をしているときに目に止まって聴いた。このゲームの曲はだいたい馴染みがあったのでお気に入りの曲を集めてプレイリストにして流していた。

何回か普通にスピーカーで流していたはずなのだが、そのときはピンときていなかった。まあ、「過去のすべてありがとう」ってところは本当にそうだなっと思っていたぐらいだろうか。

私は今、苦しいことがないわけではないけれど、おおかた幸せだし、生きてて楽しい。私は周囲の環境に恵まれていると思う。今の私にはまだまだ至らない点は多くあるが、今までの自分を責めるつもりはない。だから、私は「過去のすべてありがとう」っていうのは本当に素直にそう思う。過去ってどこまでかわからないけど、宇宙の誕生あたりからすべてに感謝して回ってもいいんじゃないかな。

そして、ifというのも、その感謝の土台になるのなら、いいかなと思えた。

そんなふうに感謝の気持ちを再認識させてくれるだけでも充分にいい曲なのだが、私がこの曲において最も大きな気付きをしたのはこれをヘッドホンで聴いた時のことだ。寝る前にいつも以上に真剣に音楽を聴くときがある。そのときだったと思う。

「全部歌にしようね、どうか明日に届きますように」

そのフレーズを聴いたときに、私の思考のスイッチが入った。

歌というものは明日に届くものなんだなと思った。人間が文字以前に持っている、声というものを明日に残せる。それなら感動を未来に伝えられるんじゃないのか?文章では難しいものも明日に残せるんじゃないのか?

それに、音楽というものは聴覚に訴えかける。感覚に訴えかけると同時に意味を持った言葉も同時に伝えられる。それは想いというものを残すにはとてもよいのではないか?なら、視覚的なもの、映像なんかをつけてみるのもどうだろう。MVじゃないか。

歌を作ってみたくなった。音楽をやってみたくなった。動画も作ってみたくなった。

そんなふうに思うことは多分、初めてじゃない。だから動画編集ソフトに音楽編集ソフト、そういうものの勉強の本なんかを持っていたりもする。それでも以前の熱い想いはうつの波やら時の流れに飲まれて消えていたのだ。だから、この曲は私の創作活動、というよりはそのための勉強を再始動するきっかけになるのではないかと思う。

ここからもう一回スタートすることになるが、どのぐらいのスピードで行けるのか、どこまで続けられるのかはわからない。想いを残したい、表現したい。この気持ちがどこまで保つのかわからないけれど、うつ気味というのもあってこう思うことにしている。無理はしなくていいし、途中でやめてしまってもいい、なんとなくやりたいってのも大切だ。とりあえずやってみたら?と。

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